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Harmonia

オリジナル小説

春が来たら、きみとふたりで 8(R18) 


 川上の身体が、ぴったりと沿うように重なってくる。固く張った川上の熱を下腹部に感じて、僕は身体を震わせた。
「森崎、もっとしていい?」
 低く艶めいた声が、耳たぶを甘噛みしながら囁く。その声には応えず、代わりに手を伸ばし、ズボン越しに川上の熱に触れる。手の腹で上下するように撫で回すと、川上が耐えるように眉根をひそめた。
「……森崎、」
「早く脱げよ。……だいたい僕だけ裸って、いったいなんの羞恥プレイだよ」
 そっぽを向いてぶっきらぼうに言い放った僕を、川上がものすごい力で抱きしめてくる。
「痛っ!」
「森崎、好き好き大好き」
「あーもう分かったから!」
 僕の両脇に手をついて上体を起こすと、川上はTシャツを脱ぎ捨てた。適度な筋肉をまとった上半身は、裸になるとよりいっそう腰の細さが際立った。僕が川上を一番セクシーだと思うその部分に、吸い寄せられるようにゆっくりと身体を起こし、ボタンを外して、ファスナーに手を掛ける。
「森崎、」
「いいから、」
 腰をしっかりと抱え、膝立ちにさせる。下着ごとジーンズをずり下げると、川上の昂ぶりがぷるんと飛び出した。躊躇するように引いた腰を逃すまいと、根元まで一気に咥え込む。

「……っ、森崎……」
 唾液で濡れた舌を絡ませ、吸い上げてみる。上下にくちびるを動かすと、張りつめたそれは喉の奥まで達して苦しかった。下を向いたままだから川上の表情は分からない。それでも、時折漏れ出る吐息や鼻に掛かった呻き声で、川上が十分に感じていることが伝わってくる。
「……森崎、もういいから、」
 両手で頭を押さえられ、咥えたままの恰好で顔を上げると、川上がぎょっとした表情を浮かべる。
「やばいまじでやばいから、そんな顔するな」
 意味が分からずきょとんとした僕を、困りきったような笑みを浮かべ、見つめ返してくる。
「……森崎、いますげえエロい顔してる。その顔だけでいきそう。ってか、ぶっ掛けたくなる」
「ばかっ!」
 口から川上を離し、真っ赤になって叫んだ僕ににやりと笑った後、突然川上は屈み込むと、ベッド下のメッセンジャーバッグをごそごそと漁り出した。身体を起こすと、手にはラベンダー色のプラスチック容器が握られている。
「絶対に痛い思いさせないから、全部俺に任せて。いっぱい感じて、とろとろになって」
 僕を見下ろしながら、にっこりと微笑んだ川上に、ふたたびベッドの上へと押し倒された。


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Posted on 2016/02/27 Sat. 23:53 [edit]

category: 短編

thread: BL小説  -  janre: 小説・文学

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